I 様が旅立たれました。
退院してから少しずつ弱られて、
大きな声で奥様を呼んでいたのに、
少しずつ聞き取りにくい声になり、
ストローで飲んでいたヤクルトも、
とろみ入りの白湯を美味しいというようになり、
最期は、眠るように静かに旅立たれました。
奥様は、
最期までこの家で過ごさせてあげたいと
おっしゃっていましたが、
入院の方がいいのではとおっしゃったり、
揺れ動く気持ちで苦しかったと思います。
私たちは、そんな揺れ動く気持ちを見守りながら、
最期の時が少しでも幸せでいることを願っていました。
奥様は、本当によく踏ん張り、しっかりと看取られました。
ただただ、頭が下がる思いで一杯です。
I 様のご冥福をお祈り申し上げます。